Days with Lovely dogs

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zoom RSS 季節は春,心は・・・

<<   作成日時 : 2011/04/20 00:47   >>

ガッツ(がんばれ!) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 4

こちら宮城もソメイヨシノが満開の季節を迎えました。

ただ。。。心は。。。移りゆく季節について行かれません。



今,何が辛いって・・・買い物が辛いです。

沿岸部に住む私は,買い物に出るには津波の被災地を通らなければなりません。

道端に寄せられた家財と泥。

柱だけになった建物。

土台さえ残らなかった,あの家。。。

ガムテープで投函口がふさがれたポスト。。。

沈下した道路と,割れたアスファルト。

整然と並べられた,ひしゃげた車・車・・・・

空き地に積み上げられた被災ゴミの山・山・山・・・

それらを目にしながら,お店にたどり着くと

もう心がヘトヘトで,買い物なんてどうでもよくなってしまいます。



被災地の現状をお伝えするには,写真が必要なのかもしれません。

でも私にはカメラを向けることができませんでした。

ついさっきまで,生活が営まれていたその場所,その家。

そこには,その泥の下には突然に日常を奪われた

沢山の尊い命が流され沈んでいました。

どうしても・・・・カメラを向けることができませんでした。


地元放送局のラジオ番組に,ある船主さんが投稿されていました。

道路に打ち上げられた自分の大切な船の写真を撮っている人がいる。

何の目的かは分からないけれども

正直,穏やかではいられないと。

私も,もし自分の家や車が流され

それにカメラを向けている人がいたとしたら・・・・・・・

私自身が耐えられなかったので,写真は撮れませんでした。


どうか勘違いをなさらないでください。

地域の現状を写真という形で伝えるのは大切なことなのです。

私が。。。私ができなかった。。。それだけです。



そんな凹んでいる私に,

papymama様,WILL様,パチママ様,マールママ様から

「いつも一緒,いつも応援しています。」というメッセージと共に

心温まるご支援をいただきました。

箱を開け,ひとつひとつを手に取ると

皆様の思いが心に伝わってきて

有り難くて有り難くて涙が出てきました。

本当に本当にありがとうございます。

大切に大切に食べさせて頂きます。

大切に大切に使わせて頂きます。

心から心から感謝申し上げます。




日曜日。

津波に飲まれた若い命とお別れをしてきました。

Yちゃんは23歳。社会人1年生でした。

お母さんは私の元同僚。

娘のYちゃんは,私と同じ仕事に就き前途洋々のはずでした。

仕事中に,職責を全うする中で津波に飲まれ・・・。

どんなに恐かったろう。

どんなに苦しかったろう。

どんなに・・・どんなに・・・・どんなに・・・・・。

悲しいかな,ご両親は同じ業界に身を置いているがために

ご自分の感情を抑えざるを得ませんでした。

「なぜ,うちの娘が。。。」

親としての当然の悲しみや怒りを表に出すことができないのです。

そんな業界です。

そんな業界からは弔電ひとつ届いていませんでした。

使い捨てなんですかね,わたしらは。。。


Yちゃんの中学時代のお友達が弔辞を述べるため

祭壇の前に立った瞬間

お母さんが声を殺して泣き始めました。

ずっとこらえていたのに,気丈に振る舞っていたのに

娘と同じ年の子を目にした途端,声を殺して泣いていました。

小さい背中が,ますます小さくなって・・・・・


ご焼香の時,お母さんは参列した方々ひとりひとりに

涙を流しながら挨拶をされていました。

私と目があった瞬間,少し驚いた顔をして

「ありがとうございます」と声にならない声を出していました。

私も,ただただ涙を流しながら何度も何度も頭を下げました。

ご焼香台の上には,23歳のキラキラしたYちゃんが

フォトフレームの中で微笑んでいました。

「同業者として会うのを楽しみにしていたのに

 とてもとても残念です。残念です。

 どうかどうか安らかに安らかにお眠りください。」

そう心の中で話しかけて,お別れをしました。


告別式の後,ご両親,妹さん,お祖父様が

参列者を見送ってくださいました。

「いつかアップルちゃんにお世話になると思っていたのに。。。」

泣き崩れるお母さんを,私は抱きしめてしまいました。

「泣きたい時は我慢しないで泣いてね。

 体に気を付けて元気でいてね。」

そう声を掛けながら握りしめた彼女の手は,

とても細くて,とても冷たかった。。。

参列された方の中に何人か知り合いがいたのですが

とても話をする気になれず,そのまま車に乗り込み

まっすぐ帰宅しました。





この春,隣の職場に大卒の新人さんが入りました。

恐れ多くも,私は彼女の指導員を仰せつかり

先週,訪問してきました。

とても仕事の飲み込みが早く,有望だなと嬉しくなる反面,

そのキラキラした笑顔が,Yちゃんと重なり

1年前のYちゃんも,きっと希望に胸を膨らませ

輝いていたのだろうと思うと,

ただただ切なくて悲しくて悔しくて。。。。


たった紙(辞令)1枚で運命が変わってしまった若い命を思うと

どうにもやり切れないのです。


そして,たくさんの方々に助けて頂いた私が

目の前で悲しんでいたり困っている方々に

何ができるのだろうと,自問自答を繰り返す毎日なのです。


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ガッツ(がんばれ!)

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
暖かい所で 温かい物を食べている
私達は 偉そうに言える事はありませんが
つい最近 母を亡くし サッカーの友を亡くし その時の事をだぶらせるしかありません
言葉に表す事は出来ませんが 時しか解決しる方法しか 思いつきません 是非 ゆっくり 悲しい時は泣いて良いのです 頑張り過ぎなくても良いのです 自分はワンコに 凄く助けて貰いました ハッピーが居たから
ここまで来られたと 思います 何でも良いから 少し希望が持てる事を考えて下さい
そして 悲しい時間が早く過ぎる事を祈っています
Happy & Pit
2011/04/20 14:51
はじめまして以前ブログにコメントを頂いたのを今頃気づきブログに寄らせて頂きました。。。
大変な思いをされてると知り何とコメントすればいいか迷いました。そのうえ
今回の震災の影響による物理的、精神的なダメージとストレスは計り知れない事と思います
頑張って下さい

ヴィヴィアランパパ
URL
2011/04/24 00:53
Happy&Pitさん

いつもいつも温かいコメントをありがとうございます。
たしかに、私も犬たちには精神的にずいぶんと助けられています。3匹のおかげでクスッと笑うことが多く、得に無邪気な俊作が遊びに誘いにくる姿に癒されています。

少しは前向きな日記を書ければ良いのですが、いつもすみません。
アップルミント
2011/04/24 05:17
ヴィヴィアランパパさん

このヘッポコブログへようこそお出でくださいました。
私自身の生活は震災前に戻りつつあるのに、目に入るもの、耳に入る事に、涙が出る毎日です。早く前を向かなければと思いつつ自分の事で精一杯で、なかなか次の一歩が踏み出せません。
今は全国で起きている余震が早く収まるのを、ただひたすら祈るばかりです。
温かいコメント、ありがとうございました。
アップルミント
2011/04/24 05:32

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